ソメスサドルと鞄いたがき、どちらの商品ページも、もう何度開いたか分からない…そんな夜を過ごしていませんか?
どちらも北海道で生まれた日本製の革バッグブランドで、どちらも自社で修理まで受け付けてくれます
調べれば調べるほど「どっちも良さそう」という答えしか出てこなくて、カートに入れては消す、をくり返してしまうんですよね
比較記事を読んでも、最後は「結局は好みの問題です」で締めくくられていて、肩すかしを食らった気分になった方も多いはずです
はじめまして、ヤマオカと申します
施工管理会社の営業職として10年、営業・現場・出張とバッグを使い分けるうちに、手元のビジネスバッグは12個にまで増えてしまいました
安さにつられて買った革バッグで、人前で恥ずかしい思いをしたことも一度や二度ではありません
だからこそ、はっきりお伝えできることがあります
ソメスサドルと鞄いたがきのどっちが正解かは、あなたが「どんな場面で使うか」でハッキリ分かれます

夫の昇進祝いに革のバッグを贈りたくて、ソメスサドルと鞄いたがきまでは絞ったんです。でも、どっちの口コミも良くて…結局どっちがいいんですか?



答えは「使う場面」で決まります。スーツで毎日使うのか、休日に肩から掛けるのか。そこが決まれば、2社のどちらが合うかは自然と見えてきますよ。
この記事では、2社の公式サイトに書かれている数字(価格・重さ・修理の期間)と、実際に使った人の口コミをもとに、次のことをお伝えします
- ソメスサドルと鞄いたがきのバッグは、結局どっちがいいのか
- 出自・革・重さ・価格・修理の違い(2026年10月時点の公式情報)
- 割れている評判・口コミの正しい読み方
- それぞれに向いている人・向いていない人
- 買ってから後悔しないための4つの確認ポイント
読み終わるころには、「自分にはこっちだ」と胸を張って選べるようになっているはずです
10年後、手になじんだ持ち手を握りながら「あのとき選んでよかった」と思える1本を、一緒に見つけていきましょう
【結論】ソメスサドルと鞄いたがきのバッグはどっち?答えは「使う場面」で分かれる


いきなり結論からお伝えします
| 使う場面・重視すること | おすすめ |
| スーツで通勤・商談・出張する/端正さと選択肢の多さを重視 | ソメスサドル |
| 休日や肩掛けが中心/革を育てる楽しみと個性を重視 | 鞄いたがき |
| 予算や重さ、雰囲気がどちらも合わない | 日本製の別ブランドも比べる(記事の後半で紹介) |
ソメスサドルは1964年、鞄いたがきは1982年の創業で、どちらも北海道の自社工房でバッグを仕立て、修理まで受け付けています
つまり、どちらを選んでも「ハズレ」ではありません
違いが出るのは、革の仕上げ、重さ、デザインの主張、そして価格の幅です
ここからは、なぜこの結論になるのかを順番にお話しします
スーツで通勤・商談・出張するなら「ソメスサドル」


ビジネスで毎日使う1本を探しているなら、私はソメスサドルをおすすめします
理由は大きく3つあります
- 公式ネットショップのビジネスバッグだけで12型あり、ブリーフケース・リュック・縦型など形を選べる
- 防水加工の革を使った約860gのモデルから、1.5kgを超える重厚なモデルまで、重さの幅が広い
- 直営店・ショールームが北海道・東京(銀座・青山)・名古屋・大阪・福岡の9拠点にあり、実物を確かめやすい
もともと馬具(=馬に乗るための鞍や手綱などの道具)をつくる会社なので、デザインは飾りが少なく、きりっと端正な印象です
スーツの色やネクタイの柄を選ばず、商談の席でも目立ちすぎることがありません
初対面の相手に「この人はきちんとしているな」と感じてもらう道具として、とても頼りになるブランドだと感じます



じゃあ、ソメスサドルで20万円を超えるいちばん高いバッグを買っておけば、間違いないですよね!



値段で選ぶのがいちばん危ないですよ。同じソメスサドルでも、重さは約860gから約1,530gまで差があります。毎日持つなら、値札より先に「重さ」と「A4やパソコンが入るか」を見てください。
休日や肩掛けで“育てる革”を楽しむなら「鞄いたがき」


休日に肩から掛けて、何年もかけて革の変化を楽しみたいなら、鞄いたがきがぴったりです
代名詞の「鞍(くら)ショルダー」は、馬の鞍のふっくらした形をかたどったショルダーバッグで、創業者が1年半かけて開発した、いたがきの第一作目の鞄です
鞄いたがきの公式サイトによると、鞍ショルダーは小サイズで580g、大サイズでも800gと、1kgを切る重さに収まっています
いたがきの革は、植物の渋(タンニン)を使って、約1か月かけてじっくりなめした牛革です
なめし(=動物の皮を、腐らず長持ちする「革」に変える加工のこと)の方法によって、革の手ざわりや変わり方はまったく違ってきます
いたがきの革は、使い始めこそ硬いものの、手でふれるほどに柔らかくなり、色も深みを増していきます
一目で「いたがきだ」と分かる存在感があるので、休日の装いの主役になってくれるはずです
一方で、ビジネスバッグは公式表示で1.2kg〜1.7kg台のものが中心です
公式のよくある質問でも、革は水に弱く、濡れたところがシミになるおそれがあると案内されています
スーツで毎日、雨の日も使い倒したい人は、この点を理解したうえで選ぶのが安心です
「結論は好み」で終わらせると、いつまでも決められない


2社を比べたブログを読むと、たいていこんな結論にたどりつきます
「クオリティはどちらも素晴らしい」「結論は正直いって好み」(北海道在住のブロガー/両社の財布・キーケース・名刺入れを購入)
引用元:転勤だらけの北海道ライフ「北海道で革製品といえば「鞄のいたがき」と「ソメスサドル」です!どちらがおすすめ?」より
気持ちはすごくよく分かります
でも「好み」と言われても、10万円を超える買い物を決める材料にはなりませんよね
しかも、口コミの評価はきれいに割れています
「縫製は、それほど変わりありませんが、革質はソメスサドルの方がいいです。好みのデザインがあれば、ソメスサドルがおすすめです。」(Yahoo!知恵袋のベストアンサー/2021年8月)
引用元:Yahoo!知恵袋「サドルショルダーバッグを購入したいのですが、ソメスサドルと鞄のいたがきさんとではどちらがオススメですか?」より
ところが、まったく逆の感想もあるんです
「縫製がしっかりしていてなめし方が上品なのはいたがきな気がする。」(両社の革小物を愛用するブロガー/2020年1月)
引用元:Pleasant days「長く愛用できる革製品」より
片方は「革はソメスサドル」、もう片方は「なめし方はいたがき」
ここで大事なのは、どちらの声も間違っていないということです
比べたのが財布なのかバッグなのか、何年使ったのか、何を「良い革」と感じるのかが違うだけなんです
「好み」の中身を「使う場面」「重さ」「革の育ち方」「修理の条件」に分けて見ていけば、自分の答えは出せます
次の章で、その中身をひとつずつほどいていきましょう
ソメスサドルと鞄いたがきの違いを比較|出自・革・重さ・価格・修理


まずは2社の基本情報を、公式サイトの情報をもとに一覧で見てみましょう


引用元:ソメスサドル公式「ソメスについて」、鞄いたがき公式「会社概要」をもとに作成(2026年10月時点)
どちらも北海道に本拠地を置き、自社で修理まで引き受けている点は同じです
信頼の土台はどちらも十分で、違いが出るのは「生まれ」と「革」と「重さ」です
カタログを並べて「どこが違うんだろう」と首をかしげた経験、あなたにもありませんか?
ここからは、その違いをひとつずつ見ていきます
出自の違い:馬具メーカーと、鞄職人が興したブランド


2社の違いを知るうえで、最初に押さえておきたいのが「生まれ」の違いです
ソメスサドルは馬具メーカー、鞄いたがきは鞄職人が興したブランドです
ソメスサドルの公式サイトによると、同社は1964年、炭鉱の町だった北海道歌志内市で、馬具をつくる会社として生まれました
今も乗馬や競馬の鞍をつくり続けていて、平成と令和の「即位の礼」では馬車具一式を納めています
報道によれば、国内の競馬界で使われる鞍の多くがソメスサドル製だといいます
「丹精込めて作られた職人の技術が光るソメスサドルの鞍は今や日本の競馬界で7割以上のシェアを誇る。」(2022年1月の記事)
引用元:テレ東スポーツ「凱旋門賞制覇に日本が貢献!『2人の騎手の友情』知られざる感動ストーリー」より
命を預ける競馬の道具で選ばれ続けているというのは、革と縫製への信頼の何よりの証拠です
本社と工場は北海道砂川市にあり、企画から修理まで、製造に関わる工程をすべて自社で行っています
一方の鞄いたがきは、1982年に北海道赤平市で創業しました
鞄いたがきの公式サイトによると、創業者の板垣英三さんは15歳で東京下町の鞄職人に弟子入りし、旅行かばんメーカーで量産の仕組みづくりにも関わった、生粋の鞄職人です
創業のきっかけになった第一作が、あの「鞍ショルダー」でした
大サイズは57個もの細かい革のパーツを立体的に組み上げる、職人の腕が試されるバッグです
ネットでは、こんな声も見かけます
「北海道民です。馬具メーカーなので製品は堅牢です。経年変化を楽しめます。」(Yahoo!知恵袋の回答者/2022年7月)
引用元:Yahoo!知恵袋「「鞄いたがき」のショルダーバッグの購入を考えてます」より
「丈夫で、経年変化を楽しめる」という感想はその通りなのですが、いたがきは馬具メーカーではありません
鞍ショルダーという名前と形から、2社がごちゃまぜに語られるのは珍しくないんです



え、どっちも馬の会社じゃなかったんですか!? サドルとか鞍とか、名前がそっくりじゃないですか!



リョウさん、いたがきの「鞍」は形のモチーフなんですよ。馬具をつくっているのはソメスサドルの方です。
道具としての堅さと端正さを受け継ぐソメスサドル、鞄職人の手仕事とタンニン革の味わいを受け継ぐ鞄いたがき
この「生まれ」の違いが、次にお話しする革やデザインの違いにそのままつながっています
革の違い:コンビなめしの端正さと、タンニンなめしの“育つ革”


2社の手ざわりの違いは、革の「なめし方」の違いからきています
ソメスサドルは、モデルによって使う革が大きく変わるのが特徴です
- イノベーション:100%北海道産の牛革をコンビなめし(=2種類のなめし方を組み合わせる方法)で仕上げた型押しレザー「キリコスタ」、またはフランス最古のなめし工場の革「バラニール」
- エリテ・プログレス:世界的なコードバン(=馬のお尻の部分の革)のなめし工場として知られる新喜皮革の馬革
- プランス:フッ素を使わずに水をはじく、オリジナルの防水革
主力のイノベーションには「柔軟性と適度なコシ」を兼ね備えた革が使われていて、ビジネスの場にふさわしい、整った表情に仕上がっています
一方の鞄いたがきは、植物の渋でなめした「タンニンなめし」の牛革にこだわっています
創業以来、国内有数のタンニン槽(=なめすための液を入れた大きな水槽)を持つ栃木レザー社の革を使い続け、ヨーロッパからも直接革を仕入れているそうです
公式サイトでも「使い始めは堅く感じられます」と正直に書かれていて、手入れをしながら使ううちに手になじみ、柔らかくなっていくのが持ち味です
なめし方の違いを表にすると、次のようになります


引用元:日本革市「なめしの種類」、鞄いたがき公式「タンニンなめし革について」、ソメスサドル公式「イノベーション ブリーフケース」をもとに作成
ざっくり言えば、「最初から整った表情を楽しむ」のがソメスサドル、「自分の手で育てていく」のが鞄いたがきです
もちろんソメスサドルにも、タンニンを多く含む革を使ったモデルがあるので、気になるモデルの素材欄は必ず確認してください
もっと知りたい人へ:タンニンなめし・クロムなめし・コンビなめしの違い
タンニンなめしは、植物の樹皮などからとった渋(タンニン)でなめす、古代エジプトの時代から続く最も古い方法です
クロムなめしは、塩基性硫酸クロムという薬品を使う方法で、1858年にドイツで生まれた比較的新しい技術です
日本タンナーズ協会が運営する「日本革市」によると、タンニンなめしの革はクロムなめしに比べて伸びや弾力が少ない一方、形をつくりやすい性質があり、クロムなめしの革は柔らかく、染めやすいとされています
コンビなめしは、クロムでなめしたあとにタンニンなどでもう一度なめす方法で、それぞれの弱点を補い合えるのが利点です
重さと価格の違い:公式の数字で見比べる


毎日持つバッグだからこそ、いちばん気にしてほしいのが「重さ」です
2社の代表的なモデルを、公式サイトの表示(2026年10月18日時点・税込)で並べてみます
| ブランド | モデル | 価格(税込) | 重さ |
| ソメスサドル | プランス ブリーフケース PR-27 | 99,000円 | 約860g |
| ソメスサドル | イノベーション ブリーフケース IV-63 | 143,000円 | 約1,200g |
| ソメスサドル | エリテ タテ型ブリーフ HE-01 | 143,000円 | 約1,220g |
| ソメスサドル | イノベーション ブリーフケース「バラニール」IV-73 | 220,000円 | 約1,420g |
| ソメスサドル | エグゼクティブ フラップブリーフケース EX-33 | 231,000円(定価) | 約1,530g |
| 鞄いたがき | 鞍ショルダー 小 E915 | 82,500円 | 580g |
| 鞄いたがき | 鞍ショルダー 大 E919 | 143,000円 | 800g |
| 鞄いたがき | ビジネスバッグA4 | 154,000円 | 1,215g |
| 鞄いたがき | ブリーフケースA4ワイド E765 | 154,000円 | 1,460g |
| 鞄いたがき | ビジネスショルダー E812 | 165,000円 | 1,730g |
※価格や仕様は変わることがあるため、購入前に必ず各社の公式サイトで最新の情報を確認してください


引用元:ソメスサドル公式ネットショップ「ビジネスバッグ」、鞄いたがき公式「ビジネスバッグ」、鞄いたがき公式「鞍シリーズ」をもとに作成(2026年10月18日時点)
数字で並べると、ハッキリ見えてくることがあります
- ビジネスバッグは、どちらも1kgを超えるモデルが中心
- ソメスサドルには、約860gの防水革モデルという「軽さ」の選択肢がある
- 鞄いたがきは、鞍ショルダーなら1kgを切るが、ビジネスバッグは1.2kg〜1.7kg台
- 価格は、どちらもビジネスバッグで約10万〜20万円台が中心
私の場合、現場を回る日や新幹線で出張する日は、バッグの重さが夕方の疲れ方にそのまま出ます
中に入れるパソコンや資料、水筒まで足すと、1.5kgのバッグは簡単に3kg近くになってしまいます
カタログの数字は空っぽの状態の重さだということを、頭の片すみに置いておいてください
重さが気になる方は、疲れにくい選び方をまとめたこちらの記事も参考にしてみてください
修理と店舗の違い:どちらも「直せる」が、期間は数か月かかる


10年使う前提で選ぶなら、修理の受け付け方は必ず確認しておきたいポイントです
2社とも自社で修理を引き受けていますが、受け付けの仕方と条件には違いがあります
| 項目 | ソメスサドル | 鞄いたがき |
| 受付の方法 | WEB・直営店・イベント | 赤平本社・直営店・催事 |
| 見積りまで | WEB受付なら3営業日以内を目安に仮見積 | 届いてから1〜2週間で見積り |
| 修理の期間 | 修理開始から3か月〜 | 申込みから約3か月 |
| 修理する場所 | 砂川ファクトリー | 社内の修理部門 |
| 注意点 | 返送は代金引換・返送料1,650円 | 自社製品のみ・タンニン革の染め直しは不可・修理代22,000円未満は返送料が必要 |
ソメスサドルの公式ブログによると、同社には修理だけを担当する専任の職人が4人いて、10年、15年と使い込まれたダレスバッグ(=口が大きく開く、四角い手さげの鞄)も多く届くそうです
鞄いたがきも、公式サイトの修理案内で「革が風化さえしていなければ、ほとんどの場合で修理が可能です」と書いています
修理の流れを図にすると、2社ともおおむね次のようになります


引用元:ソメスサドル公式「オンラインリペア受付」、鞄いたがき公式「修理について」をもとに作成
ここで見落としがちなのが、修理に出しているあいだは、手元にそのバッグがないということです
3か月となると、季節がひとつ変わってしまいます
毎日の通勤で使う1本なら、修理中に代わりに使えるバッグを用意しておくか、忙しい時期を避けて出すのがおすすめです
実物を確かめられる直営店は、次のとおりです(2026年10月時点)
- ソメスサドル(9拠点):砂川ファクトリー・ショールーム、札幌店、大丸札幌店、千歳空港店、銀座店、青山店、名古屋店、大阪店、福岡店
- 鞄いたがき(7店):赤平本店、京王プラザホテル札幌店、新千歳空港クラフトスタジオ店、京王プラザホテル新宿店、ホテルニューオータニ東京店、中部国際空港セントレア店、京都御池店
営業時間や置いているモデルは店舗によって違うので、出かける前にソメスサドルと鞄いたがきの店舗情報で確認しておくと安心です
評判・口コミは割れている|良い声と悪い声を「使用年数」で読む


口コミを読むとき、星の数より大事なことがあります
それは「その人が何年使ったのか」「財布なのかバッグなのか」「どんな使い方をしたのか」です
買ったばかりの「届きました、うれしいです」という声だけでは、3年後、5年後のバッグの姿は見えてきません
レビューを30件読んだのに、かえって迷いが深まってしまった…そんな経験はありませんか?



つまり、口コミは星の数じゃなくて「何年使った人の声か」と「どのアイテムの話か」を見た方がいいってことですね?



その通りです。同じブランドでも、財布の感想とバッグの感想はまったく別物です。とくにバッグは「重さ」と「容量」で評価が大きく割れますよ。
ソメスサドルの良い評判・悪い評判


まずは、ソメスサドルのビジネスバッグを2年間、ほぼ毎日使った方の声です
「ソメスサドルのビジネスバックは2年前に妻からのプレゼントでもらいました。」「革は質が良いからだと思いますが傷みなどはみられません。」(ソメスサドルのビジネスバッグを使用/使用2年/平日ほぼ毎日の通勤で使用/会社員)
引用元:OGA「北海道発の馬具メーカー!ソメスサドルのビジネスバックをレビュー」より
2年毎日使って傷みがないというのは、革と縫製のたしかさを物語っています
ところが同じ方は、こんな本音も書いています
「バッグで重要な容量ですが、正直いまいちだと思います。」「ストラップ接続部の革がヘタってきています。」(同上)
引用元:OGA「北海道発の馬具メーカー!ソメスサドルのビジネスバックをレビュー」より
ほかにも、重さについての声は少なくありません
「まず、重いです。単体で1.5kgあります。」「外ポケットが無いのが、あまりに大きいマイナスだと私は感じます。」(ソメスサドルのフラップブリーフケースを中古で購入/30代男性・クラシック服のブロガー)
引用元:Mr. Linen「ソメスサドルのフラップブリーフケース」より
ビームスのクリエイティブディレクター・中村達也さんも、ソメスサドルでオーダーしたブリーフケースについて、こんな笑い話を書いています
「ブライドルレザーが厚すぎて、結局重くなってしまったというオチもありました(笑)。」(ビームス クリエイティブディレクター/1990年代後半にソメスサドルでブリーフケースをオーダー)
引用元:MEN’S EX ONLINE「日本が世界に誇る銘品!「ソメスサドル」のブリーフケース」より
ブライドルレザー(=ロウを染み込ませて丈夫に仕上げた、馬具に使われてきた革)は、丈夫さと引き換えに、どうしても重くなりがちです
中村さんは同じ記事で、仕上がりを「自分の予想を超える完璧な」ブリーフケースだったと絶賛してもいます
こうして並べると、ソメスサドルへの不満は、ほとんどが「重さ」と「容量」に集まっていることが分かります
これはブランドの品質の問題ではなく、モデル選びの問題なんです
約860gの防水革モデルもありますし、A4やパソコンが入るか、外ポケットがあるかは、商品ページで事前に確かめられます
鞄いたがきの良い評判・悪い評判


続いて、鞄いたがきの声を見てみましょう
長く使っている人の声は、やはり力強いです
「13年くらい前ににこちらの商品店舗の方で購入しましたが、今でも使えてます。今回購入したものも良い品でした。」(鞄いたがきの製品を店舗で購入/使用約13年/30代男性)
引用元:楽天市場「鞄いたがき」ショップレビューより
13年たっても現役というのは、タンニンなめしの革の丈夫さをよく表しています
ただ、すべてが絶賛というわけではありません
「クオリティ的にはボチボチですね、ここじゃないとダメという優れたものとは思いませんが、お値段的に懐にやさしいのが良いというのが僕なりの感想です。」(Yahoo!知恵袋の回答者/2026年3月)
引用元:Yahoo!知恵袋「鞄のいたがきってどうですか?」より
金具について、少し残念だったという声もあります
「金具部分が少し残念。」(鞄いたがきの製品を購入/30代女性)
引用元:楽天市場「鞄いたがき」ショップレビューより
「ボチボチ」という評価と「13年使える」という評価が同じブランドに並ぶのは、比べている相手と、使っているアイテムが違うからです
海外の高級ブランドと比べればお手ごろに感じますし、柔らかい革のバッグと比べれば硬く感じます
実は鞄いたがき自身も、鞍シリーズの紹介ページで、タンニンなめしの革が「硬い、重い」と言われてきたことを認めています
そのうえで「丈夫で、年を経るごとに美しくなる」革だと伝えるために生まれたのが、鞍シリーズなんです
硬さや重さは欠点というより、「育てる革」を選ぶときの前提条件だと考えると、自分に合うかどうかを判断しやすくなります
10年使った人の声から分かる「買う前に見るべき場所」


最後に、10年近く使った人の声を紹介します
「10年前くらいに購入したソメスの本革バッグを使っているのですが、金色のファスナー部分がくすんで、古ぼけた感じになってしまいました。」(ソメスサドルの本革バッグを使用/使用約10年)
引用元:Yahoo!知恵袋「10年前くらいに購入したソメスの本革バッグを使っているのですが、金色のファスナー部分が…」より
10年たって気になってきたのは、革ではなく「金具」でした
鞄いたがきでも「金具部分が少し残念」という声があったように、長く使うほど、革以外のパーツの差が見えてきます
いたがきの愛用者からは、こんな声も届いています
「ポイントは、このカーブ。最初は馴染まないけど、使っていくうちに肩にかけるとしっくり馴染んで、おさまりが良いので気に入ってます」(鞄いたがきの鞍ショルダーを愛用/いたがき製品を20点以上所有/公式会報誌の取材記事)
引用元:鞄いたがき公式「いたがき通信 Vol.40 2021年夏号」より
最初の硬さは、時間をかけて「自分の形」に変わっていくものだと分かります
10年使う前提なら、買う前に次の場所を実物で確かめておくと安心です
- 金具(ファスナー・留め具)の質感と、交換の修理ができるか
- 持ち手の太さと、握ったときの硬さ
- ショルダーストラップの付け根の縫い方
- 角とコバ(=革の切り口)の仕上げ
長く使うためには、ふだんのお手入れも欠かせません
鞄いたがきの公式サイトでは、使い始めの1年は月に1度、その後は3か月に1度くらいのお手入れを勧めています
初めての方でも続けやすいお手入れの基本は、こちらの記事でまとめています
ソメスサドルと鞄いたがき、向いている人・向いていない人


ここまでの比較をふまえて、それぞれに向いている人・向いていない人を整理します
朝、玄関でバッグを手に取る自分の姿を思い浮かべながら読んでみてください
あなたはどちらに当てはまるでしょうか?
ソメスサドルが向いている人


- スーツで通勤し、商談や出張が多い
- 主張しすぎない、端正なデザインが好き
- 雨の日も使いたい(防水革のモデルを選べる)
- 直営店で実物を確かめてから買いたい(全国9拠点)
- 夫や父への贈り物として、失礼のない1本を選びたい
とくに「仕事の道具としてのバッグ」を探している40代には、ソメスサドルの選択肢の多さは心強いはずです
ブリーフケースだけでなく、リュックや縦型のブリーフもそろっているので、通勤のスタイルに合わせて選べます
ソメスサドルが向いていない人


- 予算は10万円未満で考えたい(公式のビジネスバッグは99,000円から)
- 大容量や外ポケットの多さを最優先したい(モデルによっては物足りない)
- 一目でブランドが分かる個性がほしい
「仕事で使えれば、もう少し気軽な価格で十分」という方には、ソメスサドルは少し背伸びが必要な価格帯かもしれません
その場合の選び方は、記事の後半でお話しします
鞄いたがきが向いている人


- 休日や、肩から掛けて使う時間が長い
- 何年もかけて、革の色や手ざわりの変化を楽しみたい
- 月に1度のお手入れも、楽しみのひとつにできる
- 鞍ショルダーのふっくらしたフォルムにひと目ぼれした
1か月や2か月ではなく、何年もかけて自分だけの1本に育てていく
その時間そのものを楽しめる人にとって、鞄いたがきは最高の相棒になってくれます
鞄いたがきが向いていない人


- 雨の日も気にせず、毎日使い倒したい(公式も水に弱いと案内)
- 買ったその日から、柔らかい手ざわりがほしい
- ビジネスバッグは軽さを優先したい(1.2kg〜1.7kg台が中心)
- お手入れに時間をかけられない
とくに雨には注意が必要です
公式のよくある質問でも、ついてしまったシミはほぼ取れないと案内されています
雨の日の扱い方や、濡れてしまったときの対処法は、こちらの記事でくわしく解説しています



向いていないと分かることも、立派な収穫です。使い方に合わない名品より、使い方に合う1本の方が、10年後にずっと輝いていますから。
ここで「やっぱりこっちだ」と決まった方も、次の章の確認ポイントだけは押さえてから購入に進んでください
買ってから後悔する人の共通パターン|購入前の4つの確認


ブランド選びは間違っていないのに、届いてから後悔してしまう人がいます
その多くは、ブランドではなく「確かめる順番」でつまずいています
実は私自身、苦い経験があります
初めて買った革バッグは2万円弱の手ごろなもので、デザインもポケットの多さも気に入っていました
ところが購入から1か月で角の糸が飛び出し、1年半ほどで形が崩れてしまったんです
取引先でバッグを開くたびに、ほつれた糸が見えないよう、角を手のひらでそっと隠していました
あの日から「少しお金を足してでも、質のいいバッグを選ぶ」と決めています
ただ、ソメスサドルや鞄いたがきのような確かなブランドでも、次の4つを確かめずに選ぶと、別のかたちで後悔することがあります
用途と「A4・パソコンが入るか」を決めずに選ぶ


いちばん多い後悔が「入らない」です
先ほどの「容量がいまいち」という口コミも、A4がちょうどで、マチ(=バッグの厚みにあたる部分)が広くなかったことが理由でした
買う前に、次の3つを紙に書き出してみてください
- 通勤・商談・出張・休日の、どの場面でいちばん使うか
- パソコンを入れるなら何インチか(たとえばソメスサドルのイノベーション「バラニール」は、公式に14.1インチ対応と記載)
- A4の資料を何枚くらい、どんな形で持ち歩くか
パソコンを革のバッグに入れるときの注意点は、こちらの記事でまとめています
商品ページの「重さ」の欄を見ずに選ぶ


見落としやすいのに、毎日じわじわ効いてくるのが重さです
公式表示では、ソメスサドルのビジネスバッグは約860gから約1,530gまで、鞄いたがきの主なビジネスバッグは1,215gから1,730gまであります
同じ「ブリーフケース」という名前でも、600g以上の差があるわけです
そこにパソコンや書類、お弁当まで入れると、肩にかかる重さはさらに増えます
店頭で試すときは、できればふだんの中身に近いものを入れて持たせてもらうと、使ったときの感覚がつかみやすくなります



重さなんて、筋トレだと思えばいいんですよ!



リョウさん、それで先月「肩がバキバキ」って言ってたじゃないですか…。
修理の受付・期間・送料と、返品の条件を確かめずに選ぶ


高いバッグほど、買ったあとの条件まで確かめておきたいところです
| 項目 | ソメスサドル(公式ネットショップ) | 鞄いたがき(公式オンラインショップ) |
| 送料 | 33,000円(税込)以上で無料 | 22,000円(税込)以上で無料 |
| 返品 | 新品未使用・到着後1週間以内(返送料は自己負担) | 届いてから7日以内に連絡(往復の送料は自己負担) |
| 返品できないもの | 刻印入り・受注生産品など | 名入れ品・SALE品・使用済みなど |
| 修理の期間 | 修理開始から3か月〜 | 申込みから約3か月 |
※2026年10月時点の、各社の「特定商取引法に基づく表記」などをもとにまとめています
条件は変わることがあるので、購入前に必ずソメスサドルと鞄いたがきの公式サイトや店舗で、最新の内容を確認してください
とくに名入れや刻印は贈り物で人気ですが、入れると返品できなくなる点に注意が必要です
もうひとつ知っておきたいのが、商品のラベルだけでは分からないことが多いという点です
消費者庁の家庭用品品質表示法のガイドによると、トート型やショルダー型のハンドバッグは、品質表示の対象になっていません
だからこそ、革の種類や修理の条件は、公式サイトや店頭で自分から確かめることが大切なんです
実物を見ずに通販だけで決める


最後は、実物を見ずに決めてしまうことです
2社の本店を夫婦で見比べた方の旅行記には、こんな一文がありました
「ここは二人とも意見が一致して、ソメスに軍配が上がった」(ソメスサドル砂川ファクトリー・ショールームと鞄いたがき赤平本店を見比べた旅行者/2025年7月)
引用元:風に吹かれて「ソメスサドル&いたがき:北海道の革製品巡り」より
画面では同じように見える2つのバッグも、手に取ると、革の硬さや重さ、においまで違います
この方たちはソメスサドルを選びましたが、同じように見比べて、いたがきのふっくらした手ざわりに心を決める人もいるはずです
大切なのは、どちらが選ばれたかではなく、「実物を見たら迷いが消えた」という点です
東京なら、ソメスサドルは銀座と青山、鞄いたがきは新宿(京王プラザホテル)と紀尾井町(ホテルニューオータニ)に直営店があります
新幹線で革のにおいをかぐのがひそかな楽しみの私としては、店に入った瞬間の革の香りだけでも、足を運ぶ価値があると思っています(笑)
店舗と通販、それぞれのメリット・デメリットは、こちらの記事で比べています
ソメスサドルにも鞄いたがきにも決めきれない40代へ


ここまで読んで、「2社とも良いのは分かった、でも自分にはどちらもしっくりこない」と感じた方もいるのではないでしょうか
10万円を超える価格、1kgを超える重さ、そしてブランドの強い世界観
どれも魅力の裏返しですが、合わない人がいるのも自然なことです
「せっかくここまで調べたのに」と、スマホを置いてため息をついていませんか?
大丈夫です、ここまでの比較は決してムダにはなりません
2社以外の日本製ブランドも候補に入れていい理由


実は、ソメスサドルと並べて名前が挙がる日本製ブランドは、ほかにもあります
「10万円以内で、革製の鞄ならフジタカ、ソメスサドル、ペッレモルビダもおすすめです。」(Yahoo!知恵袋の回答者/2021年9月)
引用元:Yahoo!知恵袋「鞄のブランドに詳しい方、教えて下さい!」より
ソメスサドルと鞄いたがきの比較で見てきた判断の軸は、ほかのブランドを選ぶときにも、そのまま使えます
- 誰が、どこで仕立てているか(日本の職人・自社工場か)
- 修理まで相談できるか
- ロゴに頼らず、革と縫製で勝負しているか
- 自分の予算と、毎日持てる重さに収まるか
もちろん、海外の高級ブランドや、合成皮革・ナイロンのバッグが悪いわけではありません
ひと目でステータスを伝えたい場面や、雨の日用、とにかく軽さを優先したい日には、それぞれ理にかなった選択です
ただ「ロゴを主張せず、長く使えて、修理の安心感もほしい、でも10万円以上はまだ早い」と感じるなら、日本製のブランドをもう少し広く見てみる価値があります
私自身、20代はナイロンのバッグ一筋でしたが、33歳のときに「年相応のものを持たないと」と思い立ち、3万円〜7万円ほどで買える日本製の革バッグに行き着きました



でも、ソメスサドルやいたがき以外のブランドって、格が下がっちゃうんじゃないですか?



格は値札やブランド名では決まりませんよ。誰が、どこで、どう仕立てたかです。3万円台にも、日本の職人が丁寧に仕立てた1本はちゃんとあります。
「10万円台はまだ早い」と感じた40代が、次に見比べたい日本製の革バッグブランド3選


日本製の革バッグブランドの中には、3万円台からビジネスバッグを選べるところや、事前に予約すればショールームで革の艶や重さを確かめられるところがあります
裁断から縫製・修理まで自社工場で一貫して行い、10年単位で付き合えるブランドもあります
大きなロゴに頼らず、革の質感とかたちだけで「わかる人にはわかる」品の良さを出せるのも、40代にはうれしいポイントです
価格帯の近い3つのブランドを、ここで一度見比べてみてください
\ 当サイトおすすめ /
まとめ|ソメスサドルと鞄いたがき、どっちを選んでもハズレではない


最後に、この記事のポイントをまとめます
- スーツで通勤・商談・出張するなら、端正で選択肢の多いソメスサドル
- 休日や肩掛けで、革を育てる楽しみを味わいたいなら鞄いたがき
- どちらも北海道の自社工房で仕立て、修理まで受け付ける信頼できるブランド
- 買う前に「重さ」「A4・パソコンが入るか」「修理の期間」「返品の条件」を確認する
- 迷ったら、直営店やショールームで実物を手に取って比べる
ソメスサドルと鞄いたがきは、どちらを選んでもハズレではありません
本当の決め手は、ブランドの格ではなく、あなたの毎日の使い方です
今すぐ決める必要はありません
まずは公式サイトで重さと修理の条件を確かめ、時間のとれる週末に、直営店やショールームで実物を手に取ってみてください



大丈夫です。使い方さえ決まれば、10年後に「買ってよかった」と思える1本は、ちゃんと見つかりますから。
迷ったら、まずは日本製の3ブランドを公式サイトで見比べてみてください


2社のどちらにも決めきれないなら、価格帯の近い日本製ブランドを並べてみると、自分に合う条件がはっきりしてきます
気になるブランドがあれば、公式サイトで重さと修理の条件まで見ておくと安心です
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